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葛西臨海水族園(東京都江戸川区)で5月に世界初となるメンダコの自然産卵が観察されました。
今回産卵したメスのメンダコは、4月に静岡県沼津市戸田港沖で深海底引き網漁により採集されたもの。同園に移されてからも順調に過ごしており、5月19日から20日にかけて産卵をしました。
水槽底面に産み落とされた茶色の卵嚢(らんのう)の長さは2.5センチで、中には2卵が観察できるそう。卵は現在、他の水槽に移して育成をしています。ただ、残念ながら母メンダコは、6月3日に死亡してしまったとのこと。同園での飼育期間は44日でした。
深海のアイドルともいわれる「メンダコ」は、とても繊細な生き物(関連記事)。繁殖に関しても未解明な部分が多いのですが、卵が孵化するまでには半年程度かかると見込まれています。11月〜12月ごろに「無事に孵化した」という報告が聞けるといいですね。
画像提供:葛西臨海水族園
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