advertisement
文化庁は3月8日、芸術各分野において優れた業績を表彰する平成28年度芸術選奨の受賞者を発表。映画部門の文部科学大臣賞に、「シン・ゴジラ」の庵野秀明監督と「この世界の片隅に」の片渕須直監督が選ばれました。
贈賞理由として、庵野監督に対しては「多用な表現は空想特撮映画を再生し、その力量で新しい映像表現の可能性を見事に体現させた芸術性と技術力の融合は圧巻である」など。片渕監督には「戦争を知らない世代が戦争の恐怖とともに、世界の片隅にある何気ない日常の大切さ、そして希望までを観る者に静かに感じさせる」などの称賛の言葉が述べられています。
3月3日に行われた「日本アカデミー賞」で、それぞれ最優秀作品賞と最優秀アニメーション作品賞を受賞したことで記憶にも新しい2作品(関連記事)。その監督が選ばれる結果となりました。庵野監督は日本アカデミー賞で最優秀監督賞も受賞しています。
その他放送部門では、日本テレビのドラマ「ゆとりですがなにか」の脚本を執筆した宮藤官九郎さんが大臣賞を受賞。またメディア芸術部門の大臣賞は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者で漫画家の秋本治さんが受賞しています。
(宮原れい)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 日本アカデミー賞が発表 「シン・ゴジラ」が最優秀作品賞・監督賞、「この世界の片隅に」が最優秀アニメ賞を受賞!
おめでとうございます! - 「そりゃあもう嫉妬心ムラムラですよ」 富野由悠季、「この世界の片隅」片渕監督と対談し本音を語る
片渕監督との対談番組で絶賛。作品論や戦争論も。 - 映画「この世界の片隅に」 観客動員130万人越えで“すずさん”からの「ありがとう」動画を公開
「こんなウチじゃけど、これからも、もっとようけの人にお会いできるんを楽しみにしとります」 - 「この世界の片隅に」監督が100万人突破を報告! 「クロ現」&キネマ旬報1位効果で動員が過去最高に
年明けから一気に伸びてます。 - 「ゴジラ」シリーズ「今後も何らかの形で作り続けていく」 次回作に意欲を見せた東宝・山内プロデューサーが作品を振り返る
(ネタバレ注意)「映画公開後の今だから話せる話」を伺ってきました。