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米国、サウジアラビアなどに店舗を構えるハンバーガーチェーン「CaliBurger」が、キッチンスタッフのアシスタントとしてAI搭載ロボット「Flippy」を導入したことを発表しました。人工知能はすでに自動運転車や顧客対応などの分野で使われていますが、飲食店の調理作業は世界初とのこと。
「Flippy」のアームの先端には、中央で2つに分かれる円形のパーツが。内部が空洞になっているためパティを収納することができ、アームを回転、移動させることでパティをひっくり返したり、バンズの上に載せたりといった作業を行います。ディープラーニング技術が採用されており、焼き具合の確認などもしっかりこなしてくれるよう。
開発した「Miso Robotics」によれば、学習させることで機能が向上するだけでなく、その他の作業もできるようになるとのこと。現在は「比較的シンプルな作業」しかできませんが、将来的には揚げ物や野菜のカット、盛り付けなどにも対応できるとしています。
「CaliBurger」は「Flippy」をまずカリフォルニア州の店舗で導入し、2019年末までに世界各地にある50以上の店舗で活用する予定。「より早く、安全で、ミスの少ない」メニューを提供することのほか、スタッフの負担が減ることでお客さんと関わる機会が増える効果も期待しているようです。
(マッハ・キショ松)
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