第20回メディア芸術祭 エンタメ部門大賞は「シン・ゴジラ」、映画は初受賞 アニメ「君の名は。」、マンガ「BLUE GIANT」
エンタメ部門新人賞には岡崎体育「MUSIC VIDEO」が。
3月16日に第20回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。大賞はエンターテインメント部門が映画「シン・ゴジラ」(監督:庵野秀明/樋口真嗣)、アニメーション部門が「君の名は。」(監督:新海誠)、マンガ部門が「BLUE GIANT」(作:石塚真一)、アート部門が「Interface I」(作:ラルフ・ベッカー)。
ゲームやデジタル作品が中心のエンターテインメント部門で、映画が大賞を獲得するのは初めて。「シン・ゴジラ」の贈賞理由について審査委員・米光一成さんは「大ヒットし、しかも映画として評価されるだろう作品に、エンターテインメント部門の贈賞が必要だろうかという反論もあった。しかし、2016年を振り返ったときにまっさきに思い出す作品であり、圧倒的なパワーを持っている。そのことは、あらゆる手を使って記録されるべきだろう」と説明している(全文は公式サイトで公開)。
「シン・ゴジラ」側は受賞について「12年ぶりに日本で製作されたゴジラ映画であった本作でしたが、『特撮映画』『怪獣映画』にとことん真剣に取り組んだその先に、ジャンルの枠にとらわれず、『映画』として多くのお客様に楽しんでいただけるものにしたいというのが我々製作陣の願いでした。今回いただいた評価は、その思いが多くの皆様に届いた結果なのではないかと思っています。本当に嬉しいです」とコメントを寄せている。
このほか同部門ではスマホゲーム「Pokemon GO」が優秀賞(4枠)に、ミュージックビデオ(MV)あるあるを詰め込んだMVとしてネットで話題になった岡崎体育さん「MUSIC VIDEO」(関連記事)が新人賞(3枠)に選ばれた。
第20回の応募数は過去最高となる世界88の国と地域から4034作品。各部門の大賞・優秀賞・新人賞、その贈賞理由と受賞者コメントが公式サイトで公開されている。受賞作品展は9月にNTTインターコミュニケーション・センターと東京オペラシティアートギャラリーを中心に開催予定だ。
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映画本編では詳しく描かれなかったシーンがここに。