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国土地理院は、戦前に撮影された東京23区内の519枚の空中写真をつなぎあわせ、現在の地図と重ねて見られるようにした地図をWebサイト上で公開しました。
これまでは1枚単位で公開されていたため、この広さで見渡せる戦前の国内地図がネット上で見られるのは初めて。
空中写真は国土地理院が保有し、撮影時期が判明している中では一番古い年代のもので、1936年(昭和11年)ごろの様子が確認できます。またそれ以降の1945年から1990年ごろまでの空中写真をそれぞれで選択して見ることができ、最新(2007年)の様子との比較も簡単に可能です。
操作は上部から場所を検索し、左側にあるトピックから見たい空中写真を選択。するとそれぞれがレイヤー(層)として下部の「選択中の情報」に追加され、レイヤーの重ね位置を変えたり、透明度を変化させたりして調査ができるようになります。
例えば東京駅周辺では、約80年前の1936年ごろに駅東側にあった外濠(そとぼり)が、現在は道路に変わっていることなどが確認できます。
国土地理院は今後、昔の土地の調査や学校教育等の場面での利用を期待しているとしています。
画像は国土地理院のウェブ地図「地理院地図」より
(宮原れい)
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