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独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センターは、これから使う機会が増える扇風機の経年劣化やエアコンの電源コードのねじり接続による火災に対する注意喚起を行っている。
6月から8月に部品の劣化や不適切な接続などによる事故が多発することを受け、異常がないか確認し、事故を未然に防ぐことが狙い。扇風機の事故は3割以上が学校や病院などの公共の場で共用品として使用ししていたもので発生しており、いずれも使用期間は20年以上だった。
同機構に寄せられた製品事故情報では、扇風機やエアコンの事故が2011年度から2015年度の5年間に合計570件あった。事故の被害状況をみると死亡8件、重傷6件となっている。2015年度においては81件(扇風機18件、エアコン63件)の事故が報告され、70件が火災に至っている。
長期の使用で配線が繰り返し折り曲げられたり、動きが悪い、モーターから異音がする、発熱する、焦げ臭いような異臭がするなどの症状が出た場合は使用を中止することを呼び掛けている。使用を開始する際には状態を確認しておきたい。
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