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食べると重篤な食中毒を引き起こす有害な植物について、厚生労働省のTwitterアカウント(@pMHLWitter)」が注意を促しています。
有害植物を摂取したことによる死亡事例は高齢者が特に多いとされており、高齢者本人や高齢者のいる家庭に向けて「お庭に生えている食用と判断できない植物は、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない!」とその危険性を強く訴えています。
特に食中毒が多く、危険とされている植物は「スイセン」「バイケイソウ」「チョウセンアサガオ」の3つ。
「スイセン」は見た目がニラやタマネギに似ているため非常に間違いやすく、過去10年間の有毒植物による食中毒のなかで被害件数が最も多いとされています。食後30分以内に悪心(おしん)、下痢、昏睡などの症状が発生。同種の「スノーフレーク」(スズランスイセン)も同じく注意が必要です。
「バイケイソウ」はオオバギボウシやギョウジャニンニクにそっくりな植物で、嘔吐(おうと)や下痢、手足のしびれを引き起こすだけでなく、死亡する危険もあるとされています。同種の「コバイケイソウ」にも注意が必要です。
「チョウセンアサガオ」と「ヨウシュチョウセンアサガオ」は意識障害や幻覚などを発症させる植物で、その見た目はモロヘイヤ、アシタバ、ゴマなどとよく似ています。また、根をゴボウと間違えて食べてしまうケースが多数報告されています。
画像提供:厚生労働省(@MHLWitter/)
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