京都市が発行している自治体広報誌「きょうと市民しんぶん」の最新号に、「小型家電ごみの妖精(イケメン)」が登場。リサイクル前後の変貌ぶりも著しく、ついつい笑いながら読んでしまったと、評判になっています。
「きょうと市民しんぶん」にごみの妖精が登場するのは3回目。2015年から毎年6月の環境月間に登場しています(関連記事)。特に昨年は「プラごみの妖精」「生ごみの妖精」「紙ごみの妖精」の3者を擁した広報誌で、全国広報コンクールで最高位の「内閣総理大臣賞」を受賞するなど、輝かしい実績を残しています。
そんな輝かしいごみの妖精(KNEP:紙・生ごみ・枝・プラ)に嫉妬しているのが、今回の主役「小型家電ごみの妖精」。公園のベンチに座って「私だって、もっと回収されれば輝けるのに」と嘆いています。ちなみに「小型家電ごみの妖精」は長年の放置で少しやさぐれている設定で、体にトースターや懐中電灯がついているのは、度々小型家電ごみが体にくっつく仕様のためだそうです。
表紙を開いた2ページ目には、興味を持って開いてくれたことを、はにかみながらも喜ぶ「小型家電ごみの妖精」がいます。小型家電の仲間は、充電器・コードなど電気・電池で動く製品とその付属品で、30×40×40センチ以内の大きさのものと教えてくれます。ぶっ飛んでいるようで、自治体が市民に伝えたい情報はきちんと伝わっています。
回収ボックスに小型家電を入れると「小型家電ごみの妖精」がどのようにして輝いていくかも教えてくれます。小型家電が解体され、金が抽出されると同時に、小型家電ごみの妖精も、そのボサボサな髪が整えられていきます。
最終的に小型家電ごみの妖精は、まるで別人のダンディーなおじさまへと変身します。
ネット上では「回収前の方がタイプ」という声が多いようですが、どちらも好きという声も。おそらく小型家電のごみの妖精本人は、回収後の輝いている姿が気に入っているのではないでしょうか。小型家電から生まれた金メダルは、2018年の京都マラソンの優勝者に贈られるそうです。いいなあ京都市。
京都市の広報誌「きょうと市民しんぶん」は、京都市公式ホームページ「京都市情報館」で電子版を読むことができます。
(高橋ホイコ)
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