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Steamで洋物のゲームを探していると、時々珍奇なアイデアに出くわすものです。Epic Gamer World LLCが手掛ける「Nose Goes」もその1つで、主人公が目と眉の付いた「鼻」。伸びた鼻毛が足になって歩きます……我ながら何を書いているんだろうと思いましたが、中身はけっこう硬派なアクションゲームです。
顔から外れた「鼻」が、元の場所へ戻るべく冒険するシュールな物語。鼻息を噴射してジャンプし、つららや水晶などのとがった障害物をかわして進みます。ステージのデザインが漏れなく険しくて、きっと難しい。
「鼻」の挙動には物理演算が取り入れられており、制御が難しそうでファミコンの「アストロロボSASA(※)」を思い出させます。難関を乗り越えて最後の箱ティッシュを取るとクリアー。盛大に鼻をかむ音がゴールを祝福します。いやな祝福だなあ……。
※1985年にアスキーから発売された、銃を撃った反動で移動するアクションゲーム。前年発売のMSX用「SASA」からの移植作
プラットフォームはWindows・Mac・Linux。SteamではWindows版が5月発売予定・価格未定となっています(既に6月間近ですが)。なお、言語は吹き替え音声のみ日本語対応と記載。「鼻」が何を口走るのかが楽しみです。
(沓澤真二)
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