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オーストラリアの深海探査で、珍しい深海魚「シンカイエソ」が発見されました。
同国ニューサウスウェールズ州東部の深海で、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)などの研究チームが捕獲。大きな目、大きく裂けた口、ギザギザの歯と、恐ろしげな見た目です。
1000〜2500メートルの深海では食べ物が少ないため、シンカイエソも非常に少ないのだそうです。また繁殖の相手を見つけることも難しいため、雌雄同体に進化しています。大きな目と歯は、待ち伏せ型捕食者の古典的な特徴だと研究者は述べています。
研究チームは先に、顔がないように見える深海魚「Typhlonus nasus」も発見しています(関連記事)。
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