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「20世紀少年」や「蟲師」、「はやぶさ/HAYABUSA」など映画のプロデュースを手がけた企業、アグンが東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約6500万円と東京商工リサーチが伝えている。
同社は映画やテレビドラマなど映像作品の企画段階から参加し、制作や配給に至るまでプロデュース業務を担う点が特徴。2002年には米アカデミー最優秀脚本賞受賞作「ロスト・イン・トランスレーション」の日本側ラインプロデューサーを務める実績をあげている。
多くの話題作を手がけたことで2011年には売上高が約4億円に達していたが、作品の制作が長期に渡るケースも多いなか、外注費や人件費などの先行投資が負担となり業績が不安定に。近年はヒット作に恵まれず、ネットテレビ番組の企画制作などに事業を広げるも改善には至らず2017年4月に業務を停止していた。
(沓澤真二)
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