テレビアニメの10年後描く「劇場版マジンガーZ」特報が解禁 OPは水木一郎アニキ再び!
「永井先生は、マシーンアニメ界のモーツァルト」(『パシフィック・リム』ギレルモ監督)
フランスで6月12日〜17日(現地時間)にかけて開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭で、漫画家・永井豪さんの画業50周年記念作品「劇場版マジンガーZ」(仮題)の映像が特報として解禁されました。マジンガーZの上空に飛び立つホバーパイルダー(操縦席)や、再び立ちあがったマジンガーZが機械獣に光子力ビームを放つシーンなどが確認できます。
同映画祭では、本編映像の一部を編集したものが特報として解禁された他、ストーリーなども明らかに。舞台はテレビアニメの10年後で、平和を取り戻し、祖父や父と同じく科学者の道を歩む主人公・兜甲児が、富士山の地中深くに超巨大構造物と謎の生命反応を発見。再び未知の脅威と直面することとなった人類の未来がマジンガーZに託されるという完全新作ストーリーです。
同映画祭に初参加した永井さんは「今の世の中の方がマジンガーZが活躍するのにふさわしいと思います。未来に対する混乱を感じながら、強い力で平和を取り戻す為のヒーローを求めている空気があると思う」とコメントしました。
さらに、劇場版のオープニング曲は、1972年のテレビアニメ「マジンガーZ」のオープニングテーマを歌った“アニキ”こと水木一郎さんが再び歌うことが決定。同曲の作曲者で昭和特撮音楽界の巨人、渡辺宙明さんの息子である渡辺俊幸さんが劇伴を担当するなど音楽からして強い“Zの遺伝子”が感じられます。
この会場には映画「パシフィック・リム」の監督で、大の永井ファンであるギレルモ・デル・トロもサプライズで登場。「僕の作品も大きな影響を受けている。『パシフィック・リム』の中ではエルボーロケットも登場したんだよ!」「永井先生は、マシーンアニメ界のモーツァルト」など大興奮で、特報は「ロボットのディテールが素晴らしい!」と絶賛しています。なお、持参したノートに永井さんから直筆のイラストとサインをもらうと、「マジンガーのような力」(永井豪談)で抱擁を交わしガッツポーズをとったそうです。かわいい。
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