advertisement
気象庁が落雷予測システム「雷ナウキャスト」の改善を発表し、7月19日14時に実施しました。気象衛星「ひまわり8号」の観測データを活用し、落雷の可能性をより早く検出することに成功しています。
雷ナウキャストは、雷の激しさや落雷の可能性を1キロ格子単位で解析し、1時間後までの予測を10分おきに通知するシステム。気象レーダーの観測データを用いていた従来版では、夏期に積乱雲が急速に発達した場合、通知が落雷発生までに間に合わなかった例もあるといいます。
同庁はひまわり8号の高解像度かつ多チャンネルの観測データを用いて、積乱雲を早期に検出する技術を開発。検証した結果、過去に通知が間に合わなかった事例のうち約33%が、平均で20分前に通知可能となることが確認されました。ゲリラ豪雨が増えてくるこの時期、留意しておくと何かと役立ちそうです。
(沓澤真二)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 関東甲信、東海、近畿、中国 梅雨明け
7月19日、気象庁は関東甲信、東海、近畿、中国地方の梅雨明けを発表しました。いよいよ夏本番です。 - カフェ・ベローチェが納涼イベントを開催 -7度のアイスコーヒーを研究するうちに店内で怪談を提供する不思議な企画へ
実証実験で、アイスコーヒーも怖い話も体表温度を下げることが判明した結果だそうです。 - マグニチュード12で「地球が割れます」 震度は“体感”で決まっていた?
マグニチュードはその定義上、12までいくと地球が割れてしまう。 - 天気予報やニュースで聞く「未明」って何時か知ってた?
ちゃんと決まりがあるのです。 - 「○○県」→「○○県南部」などに 竜巻注意情報がより細かい区域での発表へ改善 予測精度も向上
これまで注意情報が発表されずに竜巻が発生する事例も