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「僕はこのゲーム向いてないでしょうか」「はい」 ドン・キホーテ公式がフォロワーの質問にキレキレ回答連発

丁寧かつ雑な回答。

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 ディスカウントストアのドン・キホーテ(以下「ドンキ」)公式Twitterが、7月17日からフォロワーの質問や相談に回答するハッシュタグ「#ドンキさん」を開始しました。公式アカウントだし品ぞろえやサービスに関する質問に答えているだけかなーと思いきや、そこはとんでも質問と絶妙な回答がめじろ押しの不思議空間となっていました。これがドンキの実力か……。





 例えば「自分の好きな人が画面から出てきません。どうしたらいいですか」という2次元の世界を愛する者からの質問には、「恋愛というのは難しいもので、押したり、時には引いて、とか駆け引きしても、意図した成果が出るかというとそうでもありません。ただ、今回はどっちみち出てこないと思います」と真面目にアドバイスすると見せかけて最後に現実を突きつけていきます。





 「ドンキさん、家からドンキが遠いです」という悩みには「ドンキからもあなたの家が遠いです」という禅問答のような返しをしたり、「ドンキさん、毎回相手に先行ゴブリン トーヴ ゴブリー アリスのムーヴをされるんですが、自分がヴァンプを使うと初手全マリガンで手札に3枚倉木がそろってしまいます。僕はこのゲーム向いてないんでしょうか」とシャドウバースのガチな質問に対しては「はい」とただ一言。あまりにも切れ味が鋭い。





 他にも「好きな人とのLINEで絵文字ばかり送られてきます。これは会話するのが面倒だと思われているのですか? ちなみに遠距離のため直接話すことはできません……(女性・18歳大学生)」と恋の悩みには「確実に面倒だと思われています」と身も蓋もない回答をしたり、「カードゲームをやっていて、いつもじゃんけんに負けて相手に先攻ワンキルされて負けています。僕はカードゲームをやめた方が良いのでしょうか?」というカードゲームの悩みには「じゃんけんをやめた方がいいと思います」と逆転の発想を提案したりとあらゆる回答に“業”が光ります。


中の人に話を聞いた

 この企画はどのように始まり、誰が答えているのでしょうか。ドンキに話を聞いてみました。

―― 「#ドンキさん」で回答を始めたきっかけはなんだったのでしょうか

ドンキ公式:お客さまとの接点を作りたいと日頃から試行錯誤しておりますが、今回のような質問への回答を始めたのは実は単純に思い付きです。

―― 回答をしているのはどなたでしょうか

ドンキ公式:公式SNSの担当者が一人で回答しています。

―― 絶妙な回答が多いですが、何か注意していることなどありますか

ドンキ公式:質問者や読んでいただく方に楽しんでいただきたいと思っていますが、全力で質問の文面を理解し、適切に、真面目に解答をするという事が前提にあります。

―― 最近は宣伝よりお悩み相談が多いですが、偉い人に何か言われたりしていませんか

ドンキ公式:普段から偉い人に面白いことを自由にやりなさい、と言われていますので、いまのところ怒られたりはしていません。

―― 今まででのベスト質問と回答はどれだと思いますか

ドンキ公式:こちらでベスト質問と回答は決めかねますので、ねとらぼ様に評価していただけますと幸いです。



 なるほど、では、どの回答も捨てがたいですが……「ドンキさん、家からドンキが遠いです」「ドンキからもあなたの家が遠いです」を個人的ベストQ&Aに決定したいと思います! この絶妙に回答になっているのかよく分からない感じがたまりません。

 始まって1週間程度でフォロワーの心をがっちりつかんだ感のある、「#ドンキさん」による回答。質問や相談を送ってみれば、思いもよらない答えがもらえるかもしれません。


ドン・キホーテ ドンキさん 質問 相談 回答 アイコンはイメージキャラクターのドンペン(画像はドン・キホーテ公式サイトから)

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