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「個人の感想です」ならどんな広告でも許されるのか? 消費者庁が見解を発表(3/5 ページ)

消費者庁が考え方を発表。

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表示時間が短すぎる、動画広告の打ち消し表示

 テレビショッピングを模した動画広告の調査結果も紹介しよう。パソコンを買うとプリンタとモバイルルーターがついてくる、ありがちな例である。1分15秒の動画のうち、5秒間の打ち消し表示が3回出てくる。打ち消し表示は文字のみでナレーションでは読み上げられない。

動画広告の例 モバイルルーターに条件がつくのはありそう

 結果どうであったかというと、1回目の打ち消し表示は34文字であり、これは63%が見落としている。さらに、2回目の46文字、3回目の47文字は連続して出てくるのだが、これを全て読み切った人は7%しかいなかった。

 5秒という表示時間が短いかというとそうではない。実際の広告は、打ち消し表示の表示時間は2秒以下が最多で42%、文字数も10字〜30字で63%を占めるのである。5秒で47文字というのもそれほど現実離れした条件ではない。筆者も普段から全部読み切れないうちに画面が変わると感じていたが、多くの人が読み切れていないようだ。

動画広告の表示時間 2秒以下しか表示されていない動画が多い

動画広告の文字数 動画の打ち消し表示は10字〜30字が多い

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