雨の日に撮影された東京駅が美しいとTwitterで人気となっています。身近な場所でこんなに幻想的な風景が見られるとは。
夜にライトアップされた東京駅丸の内口。それだけでも歩く人の足を止めることはありますが、今回撮られたのは雨でぬれた路面に見事なまでに反射した姿。一瞬、湖の上に建っているように錯覚するほど、見えているもの全てが奇麗に反射していて、その上下対称となった風景に思わずため息が漏れる美しさとなっています。
東京駅の奥にある、まだ光が絶えないビル群も同様に路面に映っていて、駅の人間的な暖色と対照的なブルーに近い明かりがまた違った東京を感じさせ、魅力的な風景を生み出しています。
投稿したのは写真家の太郎[Taro OTSUKA](@siestaonsunday)さん。撮影時は駅舎付近にいる警備員さんだけが静止している瞬間を意図的に狙ったそうで、よく見ると駅を向いて真っすぐと立つ姿が。「雨の中でも微動だにせず、そんな職業人の姿と共に画に残せたのが一番の収穫です」というツイートでその思いを伝えています。また加工については色味の調整以外はしていないとのこと。
なお周辺は都市空間整備が以前から進められていて、丸の内駅前もリニューアル工事が行われていましたが、最近工事範囲が変わった事で撮影可能になったとのこと。ちなみに丸の内駅前広場整備の完成時期は2017年冬の予定。
Twitterではこの写真に「素晴らしい」「すごい幻想的」と称賛の声が多く寄せられ、「ヨーロッパかと思った」など東京には見えないといった声も上がり人気に。雨の日の東京駅でこの風景が見られるとなると、同じく実際に行ってみたくなりますが、その際は周囲の人の迷惑にならないようマナーに気をつけつつ、風景を楽しむのが良いでしょう。
太郎[Taro OTSUKA]さん(@siestaonsunday)の作品
画像提供:@siestaonsundayさん
【更新:2018年12月13日22時 本文と文中リンクを一部削除しました】
(宮原れい)
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