advertisement
2017年8月末にアメリカ・テキサス州を直撃した大型ハリケーン「ハービー」は、豪雨による洪水で甚大な被害を及ぼしました。そんな中、被災した動物たちを救うべく、サウスウエスト航空があるフライトを企画しました。
ケージに入れられ、次々と飛行機内に運び込まれる「お客様」……それは動物たち。貨物室から客席まで、たくさんのケージで埋まっていきます。動物の数は全部で64匹とのこと。
飛行機に乗っているのはハリケーンで被災し、飼い主と離れてしまったり、行き場をなくした動物たちです。
海外の記事によると、一部の避難所では安楽死の道をとらされそうになっていた彼ら。現地の保護施設もいっぱいで受け入れは不可……そこでサウスウエスト航空がサンディエゴの保護施設「Helen Woodward Animal Center」と連携して動物たちを飛行機で輸送することにしました。
無事にサンディエゴに飛行機が到着。「お客様」を安全に運ぶことができてほっとしたのでしょうか、笑顔を浮かべた航空会社の職員たちが動物たちを抱っこしてタラップを降りてきます。
自然災害は人間や土地に被害を及ぼすだけでなく、動物たちの命をも脅かします。今回はサウスウエスト航空と「Helen Woodward Animal Center」の支援でたくさんの動物たちの命が救われました。次はこの動物たちが、良い里親さんに出会えることを祈るばかりです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ハリケーン・ハービーから逃れたタカがタクシーにおじゃま 運転手宅で世話になり無事野生動物センターへ
運転手いわく、「魔法のような2日間」。 - 猫のMeow Meowちゃん、カナダの航空会社のスタッフとして任命される
カナダの航空会社「Canadian North」が災害時にとった英断 - 災害時はペットと同行避難すべき 環境省がガイドラインで推奨
環境省が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」で、「必要な措置」として勧めています。 - 遺影を「お客さま」と呼んで隣の席に座らせてくれた航空会社の神対応
本当に2人旅をしているような気持ちに。 - 助かった…… 火災から救出されたプレーリードッグが安心しきっている
助かって良かったね。