天国へ旅立ったペンギンのグレープくん 吉崎先生から「グレープくんとフルル」のイラスト、献花台にもたくさんのお花が
温かいメッセージにお花、そしてイラストが贈られました。
東武動物公園(埼玉県)は10月14日、「二次元に恋したペンギン」として親しまれ、12日に天国へ旅立ったフンボルトペンギンのグレープくんの献花台を設置しました。台の上は開園から訪れた多くの人によってお花でいっぱいになり、またその横には「けものフレンズ」キャラクターデザインの吉崎観音先生から贈られたイラストが飾られました(関連記事)。
同園に展示されていた「けものフレンズ」のキャラクター「フルル」のパネルのそばを離れようとしない姿から、「二次元に恋したペンギン」として人気を集めていたグレープくん。そんなグレープくんへと寄贈されたイラストは、吉崎先生による「グレープくんとフルル」が笑顔で寄り添うような姿。
死去に際して描き下ろされたというイラストでは、おそろいのカラーリング(翼帯)を付けているようにも、グレープくんが同作のキャラクターに「フレンズ」化したようにも捉えれるものになっており、どちらであってもフルルへの距離がいろんな意味で近くなったのが伝わってきます。
また園内にはメッセージボードも置かれ、そこにはグレープくんの担当飼育係だった根本さんと山田さんの言葉も。メッセージでは別れを惜しみつつも、たくさんの出会いを作ってくれたことや笑顔にしてくれたこと、同園のフンボルトペンギンたちそれぞれを名前のある「個に変えてくれました」と感謝の言葉がつづられ、またフルルへも「毎日立ち続けてくれて本当にありがとう」と感謝の言葉が贈られています。
当日は小雨が降る悪天候でしたが、献花台には台を増やしても溢れんばかりのお花がたむけられ、メッセージにも書かれていた「世界で一番有名なフンボルトペンギンだ!!」というのは決して大げさではない、たくさんの人から愛されていたのがあらためて分かる日となりました。
画像提供:東武動物公園
(宮原れい)
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