NHKは11月20日、連続テレビ小説の第100作目「夏空」の情報を発表。ヒロイン役は女優の広瀬すずさんを起用し、日本アニメーションの草創期を舞台に奮闘する姿を描きます。放送は2019年4月〜9月。
同作は、戦争で両親を失った少女の奥原なつが、北海道・十勝の大地で育ち、アメリカでブームになっていた漫画映画(アニメ映画)に魅了され、アニメーションの世界にチャレンジするというストーリー。脚本は、連続テレビ小説「てるてる家族」や大河ドラマ「風林火山」、ドラマ「フランケンシュタインの恋」などを手掛けてきた大森寿美男さんが担当します。
同作が100作目を迎えることについて大森さんは、「あまり意識しないことは難しいかもしれませんが、百作分の一作をつくることに変わりはないので、ただただ、そこに集中したいと思っています」と感慨深くコメント。また、戦後大きく開拓されたものとしてテレビとアニメーションは切っても切れない関係であるとしつつ、「そのアニメには、いったいどんな人たちのどんな思いが込められていたのか」「今や世界に誇る日本のアニメの原点を探るような物語を、この百作分の一作に重ねてみたいと思うようになりました」と今回の経緯に至った胸の内を明かしました。
広瀬さんの起用にあたって制作統括の磯智明さんは、「広瀬すずさんしかいないと当初から考えていました」と明かしており、「数々のヒロインが連続テレビ小説で才能を開花させたように、この作品を通して、さらなる飛躍を遂げると期待しています」と胸を躍らせています。
また、広瀬さんは同日18時にLINE LIVEを配信。朝ドラ出演決定の喜びを自らの口で報告しました。
2019年度前期 連続テレビ小説「夏空」
放送予定:2019年4月〜9月 全156回(予定)
制作統括:磯智明
プロデューサー:福岡利武
演出:木村隆文、田中正 ほか
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