白熱した対戦を楽しむため、格闘ゲームではキャラクターごとの強さに差がないバランスの取れたゲームが好まれますが、まれに(?)予期せぬコンボや連携が発見され、ゲーム性が崩壊することもあります。そういった格闘ゲームの“調整ミス”に関するハッシュタグ「#格闘ゲームで一番好きな調整ミスを語ろう」がTwitterで大盛り上がりとなっています。
現在の格闘ゲームでは、即死コンボや永久パターンといったゲームバランスを崩壊させる要素はなかなかみられませんが、90年代ごろの格闘ゲームでは比較的頻繁に発見されていました。また、コンボ以外の面でも調整が大ざっぱだったため極端に強すぎるキャラクターや強すぎる技もたびたび現れ、対戦相手からは嫌われながらも使い手からは愛されていました。
「#格闘ゲームで一番好きな調整ミスを語ろう」のツイートも、90年代格闘ゲームのものが多くツイートされています。開幕時点から即死が確定する“「KOF95」イタリアステージの庵と鎮元斎”や、非常に発生が早くしゃがみガードもできないため回避困難だった“「KOF97」の社の近D”、格闘ゲーム界最強のボスキャラ“「カイザーナックル」のジェネラル”など、今ではほぼありえないような調整内容もちらほら。
また、2000年代以降のものでも、攻めすぎたゲーム性で「ゲーム自体が調整ミス」とも言われる“「北斗の拳」の「トキ」”や、弱キックを連打するだけで永久コンボが完成する“「ウルトラストリートファイターIV」の「元(オメガエディション)」”も好きな調整ミスにあげられています。また、顔グラフィックが大幅に調整(?)された「ストリートファイターV」のかりんも、なぜか注目されているようです。
現在、こういった調整ミスが発見されてもネットワークを介したアップデートによって即座に修正されるのが通例となっています。そのため、極端な調整やバグがほとんど見られなくなっていますが、昔のとがったゲーム性に魅力を感じる格闘ゲーマーも多いようです。
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