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「愛」という概念に、もし質量があったら? そんな空想を元にした短編漫画を、漫画家の磐秋ハルさんがTwitterで公開しました。愛は具現化までされるようで、お母さんのお弁当から仲良し家族まで、でっかいハートを背負っていてメルヘンチックで楽しげっ……1ページ目までは。
桃色ベースの明るい漫画は、2ページ目で一変してほの暗い色調に。人が全身まで完全につぶされて死亡する不可解な事件が相次ぎ、首をひねる刑事の様子が描かれます。
犯人の正体は、「愛情の深すぎる女性」。重すぎる思いから逃げ出した男が、巨大な愛に押しつぶされていたのです。物理的な意味で。
真相を知ってか、恋人の死を悲しむ彼女。そんな心のすきまを狙った男にナンパされると、「ほんとに? しぬほどすきになっちゃうよ」と応え、さらなる悲劇を予感させるのでした。怖い怖い怖い。
重すぎる愛に恐怖する人、「殺される心配がない」と悲しむ人、「この世界だと夫が死んでしまいそう」などとノロケる人など、ネットの反応はさまざま。「これでは赤ちゃんが育たないのでは?」との指摘もありました。……ハッ、愛が重すぎて人類がヤバイ。
作者の磐秋ハルさんは、『屍町アンデッド』をコミックサイト「MAGCOMI(マグコミ)」で連載中。一部のエピソードは無料で読めます。
画像提供:磐秋ハルさん
(沓澤真二)
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