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転倒による骨折は、特にお年寄りにとって致命的。これを防ぐためのエアバッグ付きベルト「HIP'AIR」が発表されました。転んでしまっても瞬時にエアバッグが開いて衝撃を抑え、腰部の骨折を防止してくれます。
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ライダーやスキーヤーなどに向けたウェアラブルなエアバッグを手がけるフランス企業、Heliteが開発。腰にセットするだけで起動し、15日間の連続使用が可能と、操作等を意識せずに使えます。
ジャイロスコープや加速度計など、各種センサーからなるシステムが内蔵されており、常に着用者の動作を分析。転びかけると200ミリ秒以内に転倒を察知し、そこから80ミリ秒でエアバッグを開きます。同社のテストでは、転倒時の衝撃を90%低減できたといいます。
Heliteによると、フランスでは毎年6万5000の股関節骨折事故が生じ、歩けなくなったり死亡したりといったケースも多いとのこと。こうした問題への取り組みとして、10年かけて開発されたというHIP'AIRは、ラスベガスで1月9日から12日(現地時間)まで開催のCES 2018で展示されています。
(沓澤真二)
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