16世紀から17世紀頃のガリレイやニュートンの時代に始まったとされる人気のゲーム、「物理」の攻略Wikiがオープンしました。高い難易度から早期に“引退”してしまった人にとっては、もっと早くからこのWikiがあれば……と思わずにはいられないかもしれません。
このWikiは、「物理の学習者が『大学の学部卒業』レベルになるまでに必ずぶつかるであろう困難の数々をクエストという形で面白おかしく表現して、多くの小目標を視覚化」「それにより学習者を励まし、応援」することを目的としており、「あたかも『物理』という名のテレビゲームが存在しているかのように」物理を紹介していくというサイト。
「メインクエスト」として、以下の11マップが紹介されています。
- 「力学」の平原
- 「解析力学」の丘
- 「電磁気学」の工場
- 「光学」の洞窟
- 「熱力学」の火山地帯
- 「統計力学」の塔
- 「流体力学」の滝
- 「相対性理論」の港
- 「量子力学」の谷
- 「量子場」の城塞
- 「プラズマ」の氷原
例えば「力学」の平原では、「巨人の肩に乗った人が『遠くまで見渡せる!』と叫んでいるのが目立ちますが、 あれがニュートンです。彼が叫んでいる先にいるのがフックです」と紹介されています。さらに「力学」の平原には、「位置・速度・加速度を区別する」「ガリレイ変換」「力学の基本法則」といったクエストが標準クリア時間、難易度とともに紹介されています。
歴代の物理学者たちは「NPC」と定義されており、「力学」の平原ではガリレオ、フック、ニュートンなど、「解析力学」の丘ではオイラー、ラグランジュ、ハミルトンなどが出現するとされています。各NPCたちの解説ページもあり。
また、「魔導書」として参考書のAmazonリンク集が用意されています。このリストによって、「学習者に購買を促したり、 絶版となっている教科書の再販の判断材料にしてもらったりして、 出版社や著者や翻訳者を支援」をするとのこと。
その他にも面白い要素として、「既知のバグ」のページがあります。「電流と電子の流れの向きが逆」(初期版で仮に決めた電流の向きを修正できないまま、その仕様を引きずってしまっている)、「核子のアイソスピンの定義」(素粒子分野と核物理分野とで定義が一致しておらず、符号が互いに逆になっている)など、物理初心者は注意すべき仕様がまとめられています。
まだ立ち上がったばかりのWikiであるため、内容がほぼまっさらなページも多数あります。誰でも編集できるWikiなので、これから力学廃人プレイヤーがどんどん内容を加筆していってくれることでしょう。「ジョブ選択」のページによると、物理のスキルを高めることで天体軌道計算師やプロフェッサー、伝道師に“ジョブチェンジ”できるとありますので、ぜひ完全攻略を目指してください。
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