寒気の強さは
あす4日(日)以降、日本列島に再び記録的な強さの寒波が押し寄せます。先週のような過去最強レベルとまではいきませんが、西日本では今回の方が強く、過去の上位の記録にランクインするほどの強さです。これは奄美大島の名瀬で115年ぶりに雪(みぞれ)が降ったり、長崎で統計開始以来、最も多く雪が積もったりした、2016年1月の大寒波に匹敵するレベルです。また、強い寒気が長く居座るというのが特徴で、大雪や強烈な寒さが長引くでしょう。
大雪に注意が必要な所は
日本海側では広い範囲で大雪となるでしょう。今季一番の大雪となる所があり、風が強いため、見通しも悪く、車の立ち往生やスリップ事故が多数発生する恐れがあります。普段、雪の少ない東海や近畿中部、四国など太平洋側の平地でも雪が積もり、交通機関に影響が出そうです。ノーマルタイヤでの車の運転はやめて、冬用タイヤでも不要不急の外出はなるべく控えましょう。やむを得ず運転する際は、念のため毛布や防寒具などを装備してください。また、停電に備え、カセットコンロや懐中電灯の準備をしておくとよいでしょう。
どれくらい寒くなる?
また、寒さも記録的になりそうです。今回の寒気は西から流れ込みますので、あす4日(日)は、まず九州から東海で急激に寒くなるでしょう。さらに5日(月)は全国的に真冬でもそうそうない寒さとなります。全国にあるアメダスの約4分の1の地点で昼間も氷点下の予想で、沖縄・奄美などの島や関東をのぞく多くの地点で最高気温が5度以下となるでしょう。この強烈な寒さは7日(水)頃にかけて続く予想です。福岡は4日(日)から3日連続で予想最高気温が3度以下と、真冬でもめったにない寒さとなるでしょう。
朝の強い冷え込みも広範囲に及びます。島以外のほとんどの地点で氷点下の冷え込みが続きそうです。普段、水道の水が凍ることのない地域でも、凍結により水が出なくなったり、水道管が破裂したりする恐れがあります。水栓やメーターの保温をするなど、凍結防止の対策をとり、念のため断水に備えましょう。
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