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F1、グリッドガールに代わり「グリッドキッズ」を導入

レースの華は、ファンも子どもたちも楽しめる新しい形で受け継がれそうです。

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 フォーミュラ1(F1)は2月5日(現地時間)、2018年シーズンから廃止されるグリッドガールに代わり、グリッドキッズを採用すると発表しました。

Formula 1 and FIA in new Grid Kids partnership
Formula 1 and FIA in new Grid Kids partnership

 グリッドガールとは、レース開始前のグリッドでレーサーの名前や車体番号の書かれた情報板を掲げる係員のことです。F1では「ブランド価値に共鳴するものではなくなり、また現代の社会規範とも明らかに矛盾している」として、2018年F1世界選手権初戦のオーストラリアグランプリおよびそのサポートレースを皮切りにグリッドガールを廃止すると発表しています(関連記事)。

 その一方で、グリッドガールは各開催国の民族衣装などを着用することでその国の文化をF1を通して伝える役割も担っており、発表を受けて廃止を惜しむ声も上がるなど賛否両論の意見が飛び交いました。代替として発表されたグリッドキッズは、従来のグリッドガールと同じ役割を各開催国の子どもたちによって行う制度です。国際自動車連盟(FIA)および各国の自動車連盟によって実施されるこの活動では、カートやジュニア・フォーミュラなどでモータースポーツに関わっている子どもたちが選ばれます。

 今回のF1委員会の発表では、F1への導入と同時に下位カテゴリーであるフォーミュラ2(F2)とGP3でもグリッドキッズを採用するとしています。同様の活動は国内外の他のレースでは既に行われており、例えば日本国内では、全日本スーパーフォーミュラ選手権や二輪競技の全日本ロードレース選手権でグリッドキッズが採用されています。

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