体にリアルなペイントを施したり、漫画やイラストを描いたり、映像作品なども制作しているチョーヒカルです。毎月、嫌がるねとらぼ編集部ののとを引き連れて“ゲテモノ”の食レポをしていきます。
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チョーヒカル プロフィール
1993年3月29日、東京都出身。
2016年 武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科を卒業
体や物にリアルなペイントをする作品で注目され日本国内だけでなく海外でも話題になる。イラスト、立体、映像作品などを制作。自身初の漫画『ストレンジ・ファニー・ラブ』が絶賛発売中。
第5回目:コピ・ルワック
犬肉の回を終え、次の食べ物に悩んでいる私たちの前に現れたのはまたしても父。今回は“猫のフン”コーヒーを飲んでみます。
コピ・ルワックは厳密な発音で、日本ではコピ・ルアクやコピ・ルアックなどと呼ばれることも。イタチやタヌキのような見た目のジャコウネコのフンからとれるという製造過程から、“ゲテモノ”として扱われることもありますが、希少価値が高く、日本では100グラム1万円以上で売られ、1杯8000円で提供しているお店もあります。インドネシアでは100グラム3500円(35万ルピア)ほどで販売されており、父が聞いた学生の下宿代が月3000円程度であることを考えると、高値で取引されていることが分かります。
コピ・ルワックは低カフェイン・低苦味・低酸味。飲んでみると、アメリカンコーヒーのようなあっさりとした飲み口で苦味も少ない。確かにこれは飲みやすい。コーヒーが苦手な人でもわりと飲めるかもしれない。……ただ、希少価値が高いという事前情報に期待が高まっていたせいか、あまりの優しい味に2人で拍子抜け。一杯8000円(店舗によって変わります)も出して飲みたいかといわれると、人それぞれあるでしょうが、私はコンビニで売られている一杯100円のコーヒーがいいなと思いました。
ちなみに、猫のフンからできるコーヒーがあるのにも驚きですが、タイには象のフンからできるさらに希少価値の高いコーヒー「ブラック・アイボリー」も存在します。
チョーのあとがき
猫は大好きですが、猫のフンは少しも好きじゃないです。そんな中、父親のうっかりミラクルによって本場の猫フンコーヒー「コピ・ルワック」を入手することに成功しました。事前の打ち合わせもなく、コピ・ルワックを飲みたいと言ったこともなく、本当に全くの偶然で、ちょうどいい時期にインドネシアに行き、ちょうどいい量のコピ・ルワックを購入し持ち帰ってきたのです。一回の予定だった登場がもう三回目です。準レギュラーです。
期待を募らせ飲んだコピ・ルワックですが、いやもう、ほんとすいません。ただのうっすいコーヒーとしか感じられませんでした。言われてみれば確かに甘い香りもしますが、薄いコーヒーでした。なんでも低苦味・低酸味・低カフェインだとか。コーヒーって、苦いから良いんじゃないの? カフェインも酸味も苦味もなくていいなら、水では? 水を飲むのでいいのでは???? そんな疑問が浮かんだことを、どうかお許しください。
ヤシの実の砂糖は少しフルーティーでコクがあってめちゃめちゃおいしかったです。
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なぜか笑いが起きる。