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Googleが、仮想通貨の採掘(マイニング)機能を持つChrome拡張機能を、全面禁止すると発表しました。
公式ブログによると、表面上は有用な機能を提供することを装いつつ、ユーザーの同意なしにバックグラウンドでマイニングを実行する“悪意のある拡張機能”が、ここ数カ月で増加していたとのこと。これらは多くの場合CPUのリソースを大きく消費し、PCのパフォーマンスと消費電力に深刻な影響を与える可能性があります。
これまでChromeウェブストアでは、マイニングを唯一の目的とし、それについてユーザーへ十分に情報を提供している拡張機能のみが許可されていました。しかしマイニング機能を持つ拡張機能の約90%がポリシーに違反しており、受付を拒否または削除されてきたといいます。
既にChromeウェブストアは、マイニング機能を持つ拡張機能の受け入れを停止。既に配信されているものも、6月下旬には削除するとのことです。
(沓澤真二)
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