さくっと読める雑学のお時間です。今回は納豆に関するちょっと意外な3つのお話を取り上げます。
納豆菌が強過ぎるせいで、納豆NGの職場がある
納豆菌は他の菌をしのぐ繁殖力を持っており、約30分間で倍増し、16時間で1個から40億個にまで増えるそうです。乳酸菌、イースト菌などの繁殖に悪影響を与える可能性があることから、食品製造の現場では食用厳禁とされることも。例えば、造り酒屋(酒蔵で醸造し、店舗で販売を行なう)では、納豆屋さんを出入り禁止にしている場合もあるといいます。
納豆菌の繁殖力の強さは、体内でも同様。こちらでは、病原菌の繁殖を抑えるなどのうれしい効果につながると考えられています。そのうえ栄養価が高く、味も良いことなどから、ある日本海軍の軍医長は「納豆の普及が現下の急務」という本を刊行。時は1942年。第二次世界大戦の真っ只中でした。
納豆の価格には、どうしてあんなに開きがあるの?
納豆の価格帯は広く、スーパーに行くと数十円と安いものから、200円近いものまで並んでいます。何となく「輸入大豆を使っている納豆が安く、国産大豆のものが高い」という印象を持っていませんか?
メーカーに取材したところ、「輸入大豆を使った高級な商品もある」とのことで、答えはNO。納豆のあの大きな価格差はメーカー希望小売価格というより、小売店側が定番商品の実売価格を下げるなどの対応を取ることで生じているようです。
自分で作る「納豆のたれ」レシピ
パッケージ内に入っている納豆のたれを、たっぷりかけて“つゆだく納豆”が食べてみたい―― そんな人にオススメしたいのは、たれの自作。
ねとらぼ編集部らが「味わい小粒」(タカノフーズ)の原材料を参考にチャレンジしたところ、「しょうゆ1に対し、酒2.5、みりん2.5、塩だし2を混ぜ、さらにこれらと同量の水、ガムシロップ1たらし」で、おいしい納豆のたれが作れました。
※ 料理酒もみりんもアルコール度数が高いので、そのままだとやや酒っぽい味。一度加熱して、アルコール成分を飛ばすなどした方が良さそうです。
ちなみに、納豆のたれ単品で販売しているメーカーもあるので、自作が面倒な場合はそちらを利用するといろいろ捗りそうです。
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