advertisement
東京商工リサーチによると、ゲーム会社ディンゴが4月25日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は3億4000万円。2017年3月21日には事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた(関連記事)。
2009年に発売したプレイステーション・ポータブル(PSP)用ソフト「初音ミク -Project DIVA-」がヒットを記録し、その後アーケード版やプレイステーションの後継機種などで展開する人気シリーズに。また2012年発売のPSP用ソフト「フォトカノ」はアニメや続編も制作されるなど、長くファンに愛される作品となっていた。
近年は同業との競争激化から受注不振に陥り、資金繰りも悪化。資金調達も限界に達したことから破産手続きを弁護士に一任していたとのこと。関連会社でゲームソフトの企画開発などを手掛けていたクリエイティブネットワークスも、同日に東京地裁から破産開始決定を受けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「EVE」「DESIRE」で知られたアダルトゲームメーカー、姫屋ソフトが倒産 セガサターンなどに移植され一時代を築く
長らく休眠状態が続いていました。 - キノコ擬人化ゲーム「きのこれR」再びサービス終了へ やっぱり今回も生きのこれなかったよ……
サービス終了から心機一転「きのこれR」として復活していましたが……。 - 「ひぐらしのなく頃に絆」など制作のアルケミストが破産
近年はヒット作に恵まれず業績が低迷。 - 「スーパーロボット大戦」開発のウィンキーソフトが破産
ヒット作に恵まれず資金繰りがひっ迫。 - 「まどマギ」「青エク」「ビビオペ」のソーシャルゲーム開発会社が破産 近年ヒット作なく負債は約4億
人気作品の版権を生かしたソーシャルゲームを開発してきたネクストリーと関連2社が、破産開始決定を受けました。