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最高位レアを引かせたくない運営と引きたいユーザーのせめぎ合い アナログゲーム「ソシャゲ運営になろう!」が面白そう

URカードを引けばユーザーの勝ち、それまでにコインを使い切らせれば運営の勝ち。えぐい。

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 5月5〜6日開催のゲームマーケット2018春に北国ゲームズが出展したアナログゲーム、「ソシャゲ運営になろう!」がTwitterで好評を博しています。最高位レアカードの排出を巡り、運営とユーザーが競うという基本設定がブラックで変な笑い出る。


パッケージ

 プレイヤーの役割は、予算の都合でUR(ウルトラレア)カードが1種類しか用意できなかったソーシャルゲームの、運営とユーザー。プレイ人数は3〜4人で、うち1人が運営を担当し、残りはユーザーとなります。簡単にURが出て飽きられないよう、ユーザーを妨害するのが運営役の目標。ユーザー役は負けじとガチャを回し、URゲットを目指すことになります。


 N(ノーマル)8枚・R(レア)15枚・SR(スーパーレア)3枚・SSR(ダブルスーパーレア)3枚・UR1枚で構成される「ガチャカード」を、5つに分けて山札としゲームスタート。運営はURとSSRをユーザーに見られないよう、任意の山札に入れられます。さらに自分の手番で山札の中身をいずれか1つだけ確認することも可能。運営はURの位置を把握できるアドバンテージに加え、「臨時メンテナンスカード」でユーザーの行動を妨害できます。


山札 5つの山札が、いわばガチャの機械(画像提供:うらまこ(@uramako0522)さん)

曲芸使い SSR「曲芸使い」(画像提供:北国ゲームズ

申年の巫女 SSR「申年の巫女」(画像提供:北国ゲームズ

宮廷画家 SSR「宮廷画家」。SSRはいずれも強力な効果があり、運営はURと同様、ユーザーに引かせないよう気を配る必要がある(画像提供:北国ゲームズ

 ユーザーは手番が来たら、課金(コインチップを消費)してガチャを回す(いずれかの山札からカードを引く)か、手持ちのカードを使うか、いずれかの行動をしなくてはなりません。コインチップがなくなった人は敗北者となりゲームから退場。そうならないようレアカードの効果を利用して、コインを消費せずにガチャを回したり、他のユーザーからカードを奪って出し抜いたりと、さまざまな立ち回りが必要となります。


手札 SRカード「詫び石」を使えば、コインを消費せずにガチャを回せます。なお、Nカードは全部「ゴリラ」か「醤油」だそうで……なんでだ(画像提供:うらまこ(@uramako0522)さん)


 運営とユーザーの手番をくり返し、URカードを入手できたユーザーの勝利。引かれる前に、ユーザーに全コインを消費させれば運営の勝ちです。淡々と説明してみたものの、やってることいろいろエグいな。


UR URを引いたら即勝利!(画像提供:うらまこ(@uramako0522)さん)

 「ソシャゲ運営になろう!」の頒布価格は1500円。ゲームマーケットでは品切れになるほどの人気で、現在再販を準備中とのことです。


(沓澤真二)


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