「バーチャロン」シリーズでおなじみのコントローラー「ツインスティック」がまさかの復活。購入型のクラウドファンディングがCAMPFIRE上で6月8日にスタートしました。
「バーチャロン」シリーズはもともとアーケードゲームで、元来の操作感を楽しむにはアーケード版にあった2本の操縦桿(かん)が不可欠です。しかしシリーズ最新作「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」はコンシューマー機で発売され、コストなどの問題もあり家庭用のツインスティックが発売されていませんでした(操作はゲームパッド向けにちゃんと最適化されています)。
そこで立ち上がったのが、体重計などの計測器メーカー・タニタ。大の「バーチャロン」ファンであった同社社長の熱意により、まさかのツインスティック制作に名乗りを上げたのでした。
「一生もののツインスティック」をコンセプトにデザインされた新生スティック「ツインスティックVTX(バージョン・タニタ・エキストラ)」は、スティック基部に新たな機構を搭載。壊れにくくなっただけでなく、過去製品では4度までだったスティックの傾斜角も、アーケード版同様の8度に変更しました。
また、チャロナー(バーチャロンファン)の中には破損したツインスティックを分解し、自らメンテナンスする人も少なからずいました。同製品は分解を推奨していないものの、保証期間が切れてからも末永く使えるように、内部のレイアウトを見直しメンテナンスしやすい構造を実現しているとのこと。これはまさに一生もの……!
※分解した場合、保証期間内であっても有償・無償を問わずサポートによる修理が受けられなくなります
クラウドファンディングの支援受付は1台5万5400円(本体:53784円、送料一律:1616円)から。プロジェクトページに自身のロゴ画像を掲載できる10万円のコースや、タニタ社長自らが「ツインスティックVTX」を届けにきてくれる500万円、1000万円コースも数量限定で用意されています。
5000台相当となる2億7700万円で目標達成となり、開発・製造に着手する予定。配送は2019年5月ごろを予定しています。Xbox 360版の「ツインスティックEX」が3万円だったことを考えると少し割高ですが、ロストテクノロジーの復活には必要経費。通常のコントローラーに物足りなさを感じていたチャロナーは迷わず課金しましょう。
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海外版タイトルも収録。