advertisement
成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が6月13日、参院本会議で可決、成立しました。施行は2022年4月1日。これに対し、SNS上では「2022年度に19歳を迎える人は成人式に出れない!?」といった反応も見られました。
19歳は成人式に出られないのでしょうか? 法務省に取材したところ、「成人式は各自治体が行うものであり、国としてこうしなさいとはなかなか言えないですが」と前置きした上で、「ある学年は成人式に行けるのに、ある学年は行けないというのでは、なかなか理解が得られないでしょうね」と、19歳も成人式に出られる形が模索されるだろうとのことでした。そりゃそうですよね。
上川陽子法務大臣は12日の国会で、2019年度末までに関係者や各自治体の意見をまとめ、2020年度以降できるかぎり速やかに各自治体に情報発信し、各自治体が実情に応じた対応ができるようサポートしていきたい考えを示しています。
2022年度の成人式については、18歳〜20歳の式を合同で行った場合従来の会場ではキャパが足りなくなるという問題や、1月の成人の日に開催すると受験シーズンに直撃し、18歳の出席率が激減するのではといった問題も指摘されています。
とにかく19歳が成人式に参加できそうでほっとしましたが、その他の課題は山積み。これからの成人式のあり方について、まだまだ考えていく必要がありそうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「成人式に晴れ着が着られない」「商品券が紙くずに」 “倒産被害”にあわないために消費者ができること
国民生活センターに聞いてみた。 - 46年前からあった「若者の○○離れ」と、今起きている「お金の若者離れ」
今若者が“離れる”理由。 - 千葉市が成人式でやらかした? まとめサイトで「誤報」拡散 → 実は演出でした
話題の「新ざめ! 成ご祝とうまい人ですお」画像、真相は? - センスありすぎ! 調布市の成人式招待状がどう見ても「シン・ゴジラ」なデザイン
いつから成人式がお堅いイベントだと錯覚していた? - 五輪開閉会式に合わせ祝日移動 あおりを受け10月の祝日消滅
連休はうれしいけど……。