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ランボルギーニだけで最速を競う ワンメイクレース「スーパートロフェオ」波乱の鈴鹿戦をみてきたよ(1/3 ページ)

ランボルギーニとランボルギーニがランボルギーニを追う。

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 2018年6月30日、7月1日にイタリア生まれのスーパーカー「ランボルギーニ」に限定した世界最速クラスのワンメイクレース「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」のアジアシリーズ第3戦が鈴鹿サーキットで開催されました。

ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
逃げるランボルギーニを追うランボルギーニ

 ランボルギーニ・スーパートロフェオは、アウトモビリ・ランボルギーニが主催している世界最速のワンメイクレース。ランボルギーニ・ウラカンをレース用にカスタマイズしたスーパートロフェオ専用マシンを使って、2人のドライバーが交代しつつ走ります。

 レースは6ラウンド全12レースを戦うシリーズ制。各ラウンドは2日間にわたって開催され、1日目は予選と決勝レース1、2日目に決勝レース2というスケジュールで、各50分のレースが行われ、全レース終了時の総合戦績でシリーズチャンピオンが決まります。

 中でもアジアシリーズには近隣諸国から参戦チームが集まっており、日本からも松本武士選手、落合俊之選手をドライバーとして起用したジャパンチーム「チーム和歌山 Hojust Racing」が参戦中。マレーシアのセパンで行われた第2戦でプロ・アマクラス優勝を飾って好調のチーム和歌山にとって、今回の鈴鹿サーキット戦はホーム戦となり気合十分! 現地に集まったファンからも勝利への期待が高まっていました。

ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
猛牛に乗って暴れまわっているチーム和歌山
ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
初日のレースも快調な走りを見せましたが……。

トップ独走していたチーム和歌山に炎上トラブル、セーフティーカーも連続出動する波乱の展開

 チーム和歌山 Hojust Racingがポールポジションでスタートした1日目のレースは、グリッド、ピット、第2コーナーを中心に観戦。やはり生の迫力はすごいですね。コース上を猛スピードで駆け抜けていくマシンは想像よりも近く、何よりも文字通りに肌で感じられる音にひたすら圧倒されました。

ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
スタート前にグリッドで整列するマシン
ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
マシン同士が超接近するシーンも頻発
ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
マシンがコースアウトすることもありました
ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
投入されたセーフティーカーもランボルギーニ

 レースを走るマシンは快調にコースを駆け抜けていき、チーム和歌山も良いペース。松本選手がポールポジションでスタートラインを飛び出してから、そのまま先頭を走り続けピットイン。このままホーム戦で表彰台の一番高いところを取るだろうと思った15周目、コース上に黒煙がもくもくと立ち上がりました。

 松本選手から落合選手にハンドルを託された直後、走行中のチーム和歌山のマシンに炎上トラブルが発生。マシンから飛び出した落合選手はオフィシャルの消防チームが駆けつけるよりも早く消火活動を始めましたがここで無念のリタイアとなり、チームは翌日のレースに参加できるか否かも定かではない厳しい状況に陥りました。

ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
好調だったチーム和歌山に炎上トラブル。消化後、ピットに移動してきたところ

 他チームもコースアウトするマシンが出るなど、1日目はセーフティーカーが連続出動する波乱の日となり、最終的にセーフティーカーが抜けた時点で残されたのは最終ラップのみという展開になりました。

 レース後、マシンの整備が行われている特設ピットを訪れてみると、チーム和歌山はトラブルの原因を探っているところでした。幸いなことにドライバーは怪我なく無事とのことで一安心。

ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
特設ピットに運び込まれたチーム和歌山のランボルギーニ
ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
総動員で原因解明、こびりついたピンクの消火剤が痛々しい
ランボルギーニ スーパートロフェオ モータースポーツ 鈴鹿サーキット
他チームも今日の疲れをマシンに残さないために入念なメンテナンスが行われていました

 ピットでは他チームもメンテナンスを行っていて、タイヤやボンネットを外してがっつりと作業している様子をじっくりと見ることができました。めっちゃ無造作にトロフィーが置かれていたのには笑いました。

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