ランボルギーニだけで最速を競う ワンメイクレース「スーパートロフェオ」波乱の鈴鹿戦をみてきたよ(2/3 ページ)
ランボルギーニとランボルギーニがランボルギーニを追う。
鈴鹿サーキットに少し慣れてきた2日目。不安視された空模様は気持ちいい青空が広がり、今日はどんなレースが見られるのかと朝からワクワクしていました。しかし、気になるのは前日に炎上リタイアしたチーム和歌山のこと。気になって仕事どころじゃなかったので、まずはピットの様子を見に行くことにしました。
前日とは違ってチーム関係者に笑顔も見られ、ピット前に集まったファンもレースに間に合ってよかったと安堵している様子でした。
2日目のレースはメインスタンド、シケインから逆バンクコーナーまでを歩いて観戦することにしました。シケインはホームストレート前にある角度のきつい連続コーナーとなっていて、トップスピードで進入してきたマシンが急減速、迫るライバルと近距離でしのぎを削りながらホームストレートに向けたフル加速が見られるポイント。
目の前を駆け抜けていくマシンを眺めて楽しむだけでなく、音の変化に耳を傾けるのも面白いですね。
そのままコース沿いを歩きながらレースを観戦し、たどり着いたのは逆バンクコーナー。ここもシケイン同様に急減速からのフル加速がみられるポイントですが、上り坂でバンク(傾斜)のついたヘアピンコーナーとなっていて、コーナー角度がきついためにマシンとマシンがぶつかりそうなほど接近して、迫力のある戦いが見られます。
周囲にはイスやテントを設置して腰を据えている人も多く、鈴鹿サーキットの観戦エリアでも人気の高いスポット。インをブロックする先行車、インを突こうとする後続車のせめぎあいという構図が分かりやすく、レースを初めて生観戦する人にオススメですね。めっちゃ手に汗を握りますよ! まぁこれからの時期は全身から汗が吹き出しますけど。(日陰が少ないから熱中症対策は必須)
スーパーカーとして多くのファンを獲得しているランボルギーニだけで、時速300キロの世界で激戦を繰り広げるレースは迫力満点。肌で感じた音や目に焼き付いた雄姿は一度見たら忘れられません。
ちなみに、この2日間はスイスの時計メーカーがスポンサードするGTシリーズ「ブランパンGT」も同時開催されていました。GT-Rやポルシェなど、さまざまなメーカーのマシンが接戦を繰り広げる中、ランボルギーニをベースとするGTマシンも活躍を見せてくれました。
2日間にわたって熱戦で魅せてくれた「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」。ランボルギーニが掲げる猛牛のエンブレムが如く、サーキット上を暴れまわるマシンの勇姿は生で見てこそ価値がある思います。ランボルギーニが好きならもっと好きになること間違いなし!
スーパートロフェオの次戦は富士スピードウェイ。7月21日、22日に第4戦が開催されます。この2日間、富士スピードウェイでは「ザ・ワンメイクレース祭り 2018富士 SUMMER」と題して、複数のワンメイクレースが開催されます。チケット料金は21日が大人1000円、22日が2000円で、モータースポーツの観戦チケットとしてはめちゃくちゃリーズナブル。まだ生の迫力を知らない人はこの機会にサーキットを訪れて、レース観戦を楽しんでみてはいかがでしょう。モータースポーツがもっと好きになるはず!
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