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夢で見た話を漫画化したものがすごいクオリティー 双子しか生まれない町で片割れは“18歳で死ぬ”

現実ではない夢だからこその耽美な世界。

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 Twitterユーザーの溝溝(みぞみぞ/@mzmzioio)さんが投稿した「夢の話」を漫画で表現した作品がさまざまな反響を呼んでいます。夢でみた世界なので抽象的ですが、真に迫るリアルな描写に心を奪われます。



 溝溝さんが見た夢は、双子しか生まれない小さな町での出来事。双子たちは「18歳になるとどちらか死ぬ運命」にあり、その印は瞳に現れます。見たことのない奇麗で美しい色の瞳――それをきっかけに双子の片割れである“彼”は自分の死を悟るのでした。


夢の話 双子 瞳 死ぬ運命 切ない 漫画 溝溝さんが出会ったのは哀しい運命を背負った双子の片割れ

夢の話 双子 瞳 死ぬ運命 切ない 漫画 美しい瞳と死を理解した表情が心に刺さる……

 すると彼の父親が現れてワンボックスカーに彼を乗せ、また溝溝さんも彼に引っ張り込まれる形で後部座席の隣に乗せられます。彼は泣き続けたまま溝溝さんに甘えるようにしがみついていましたが、気づくと肌に骨が浮いてどんどんと痩せ細っていく彼の姿が。運転する彼の父は「俺の弟もそうだった」と淡々と語って、火葬場に向かっていると口にします。


夢の話 双子 瞳 死ぬ運命 切ない 漫画 彼を見守る“私”の心情もリアリティーと非現実が同居しています

 「生まれ変わったら生き残る方になりたい」「死にたくない」と繰り返し、軽くなっていく彼。そして息を引き取る瞬間まで黙って彼を見守っていた溝溝さんは、その時が来ると「彼が二度と人間に生まれずに済みますように」と願ったそうです。哀しみに満ちた世界観ですが同時に耽美的でもあり、そこに異邦人のような“私”の静かな感情が生々しく、いろんな思いで溢れそうになります。読後感がまさに夢から覚めたときのフワフワした感覚と一緒だ……。


夢の話 双子 瞳 死ぬ運命 切ない 漫画 切ない最期と“私”の願い

 溝溝さんは「彼の髪の毛が抜けていったり軽くなって肌が乾燥していくのがリアルに感触として残っていて起きてからもボーッとしてた」とツイート。かなり現実感のある夢だったようで、「一年に一度ぐらいとても綺麗な夢を見るけど、ここまでハッキリ物語が頭に入ってきて起きても忘れてないのは珍しい」と今回の夢を振り返っています。



 Twitterではそんな不思議な夢の話に「切ない」「泣いた」と感情移入した人の声から、「ゾクッとした」「怖い」と世界観にドキドキした人に、同じような夢を見たことがある人など、さまざまな声が寄せられ話題に。また「実写化してほしい」と、哀しく美しい独特な物語に魅せられる人の声や、見た夢の内容を表現できることを称賛する声も上がっています。

画像提供:溝溝(@mzmzioio)さん



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