「チョロQみたい」「ハコフグかなこりゃ」 東南アジアの港々で出会える「変な船、ちっこい船」コレクション(2/4 ページ)
現地っぽいこれらを見てほっこりするのも船旅の楽しみ!【写真81枚】
「よりもい」の聖地巡礼地、シンガポールのリバークルーズ
そんな、超強大な港湾を擁するシンガポールですが、狭い国土なのに「川」が流れています。見た目はほとんど運河ですが、英国統治領の時代から川を行き来する舟が物流を担い、川に沿って街が発達していった経緯があります。現在、その川は「リバークルーズ」という遊覧船が行き来するに観光移動用に使われています。リバークルーズは渋滞が多い陸上の移動と比べてほぼ時間通りに、比較的短時間で名所を回れるので、シンガポール観光では意外と便利な移動手段です。
女子高生が南極を目指すアニメ「宇宙よりも遠い場所」(よりもい)では、第6話にシンガポールを舞台にした話があります。主人公の4人がシンガポール観光で使ったのがこのリバークルーズでした。よりもい×シンガポールのリバークルーズ、聖地巡礼にぜひと思うのであります。
リバークルーズは「Singapore River Cruise」と「River Explorer」(運営企業はWaterB)の2社が運航しています。料金はどちらも25シンガポールドル(約2040円)ですが、Singapore River Cruiseの方がボートのデザインの良さからか、乗船率も高く混雑する傾向にあるそうです。Singapore River Cruiseの船は、100年以上前から河川水運で使用されてきた「Bum boat」を再現したデザインとなっています。一方のRiver Explorerはボートは近代的なシンプルなデザインで、そのおかげ(?)もあってか、比較的空いていてゆったりと川の景色を楽しめます。
なおリバークルーズを紹介するガイドブックには、「後甲板のオープンデッキ(屋根のない部分)」がベストポジションとして勧められていました。Singapore River Cruiseは船のタイプによってオープンデッキが狭いものがあったり、昔の船を再現したデザインのためかキャビンの中からの視界に制限があったりします。その点、River Explorerはオープンデッキのスペースが広く、キャビンからの視界も十分に確保されています。
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