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Amazon.co.jpは、Kindleストアに自作の漫画作品を無料でセルフ出版できる「Kindleインディーズマンガ」が、7月5日の開始から1カ月でダウンロードが数十万回を達成し、読者に読まれたページ数が累計100万ページ以上を達成したことを発表。これを受け、「インディーズ無料マンガ基金」の8月の分配金を増やすことを決定しました(関連記事)。
アマチュアの漫画家が、無料のオリジナル作品をKindleストアで1ページから公開可能な同サービス。発表によると、ここで公開されたインディーズマンガ作品のうち、13作品が「Kindleストア 無料マンガ デイリーダウンロード数ランキング」で20位以内にランクイン。また『クラスメイトが悪霊退治してた話』(著・若林稔弥)と『となりの宇宙人 危ダクション〜呉井くんが宇宙人だと私だけが知っている〜』(著・一智和智)の2作品は1位を獲得するなど、上位の作品はそれぞれ数万回ものダウンロード数を記録したとのこと。
同社は今回、読者から高い支持を集めたことを受け、同サービス開始に合わせて創設された「インディーズ無料マンガ基金」の8月度の分配金を、前月度から1.5倍の300万円に上げることを決定。さらに前月度は上位20人に支払われた分配金を、8月度はより多くのインディーズ漫画作家に提供するとしています。
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