深夜のコンビニバイトや残業帰りなど、ちょっと気持ちがやさぐれた人たちに、一見もっさりしたおじさんの存在が癒しとなる漫画シリーズに「おじさんかわいすぎ」と萌える人が続出しています。作者はゆめ藻(@pantugaa)さん。
作中でおじさんに癒される1人目は、深夜のコンビニバイト中の男子。時刻は午前2時45分。あくびをしながら「こんな時間に誰も来ねぇよ…」と思っていたら、お客さんが入ってきます。見れば、もっさいおじさん。「どうせならかわいい女のことか来てくれりゃいいのに」と心の中で思います。
すると、おじさんが早速レジにやってきます。そこに並んでいたのは、ココナッツミルクのパンケーキといちごミルクの飲み物。これを見て、「なんだよ、このチョイスJKかよ」「いや、ワンチャン、娘用のとかそういうアレか」と心の中で思います。ところが、ちらっとおじさんの方を見ると、めっちゃソワソワしている! あ、これはおじさんが自分用に買いにきたやつですね。
お会計の金額を告げ、つい「ご自分のですか? 」と聞いてしまう店員さん。「(何聞いてんだ俺???)」と、口をついて出た言葉に男子自身戸惑いを隠せない様子ですが、「えっと、甘いものに目がなくて…変ですよね こんなおっさんが…」と大照れするおじさん。これには男子も胸キュンしてしまいます。
そして、別れ際、突然、おじさんが「オニーさん、手出して」と話しかけてきました。困惑していると、「おにいさん偉いから おじさんからのご褒美 てんちょーさんには内緒な がんばれ」とキャラメルを1粒くれました。その後、元気が充填された男子はめちゃくちゃシフトを入れた、というお話。
深夜の接客バイトはお客さんが来ない時間帯も多いので、つい眠くなったり、面倒になったり、少し気持ちがやさぐれてしまう瞬間もあるかもしれません。そんな時に、おじさんのかわいさ、優しさに触れ、おじさんに会いたいが為に、シフトを入れまくる。これは完全に持っていかれましたね。
続いて癒されたのは残業帰りのOL。彼女は三十路のバリバリキャリアウーマン。仕事に熱を入れすぎたため、誕生日3日前にして彼氏に振られ、仕事はミス連発。いつもより遅くまで残業して、終電を逃し、タクシーが見つからないという状態で、「最悪だ」「まあこれ以上悪いことは起こんないはず…」思いながら、歩いていました。
しかし悪いことは重なるもので、彼女は道の真中でうっかり転んでしまいます。そこに現れたのが、隣の工事現場にいたおじさん。「大丈夫ですか?」と声をかけたところ、OLはついボロボロと涙が溢れてきてしまいました。「コケたの、そんな痛かった!?大丈夫!?」と、焦るおじさんに対し、OLはさらに号泣。「やばい 最悪だ」とふさぎ込んでしまいます。
道の真ん中で見知らぬおじさんの前で泣いてしまったOLは、マジでみじめだと嘆きます。そこで、おじさんが思わぬ行動を取ります。足に「ペタッ」という感触を感じたOLが視線を上げると、おじさんが足を触ってる。まさかのセクハラ(?)に軽蔑の目で見やると、おじさんは「セクハラじゃないよ!」、とまたまた焦ります。ふと見ると、自分の足についているのは、うさぎちゃんのかわいいデザインのばんそうこう。
しかも、「痛いの痛いの、とんでけ! なんちゃって」と満面の笑みを浮かべるおじさん。OLはいい年して何やってるんだ、このおじさん、と思い、「見てるこっちが恥ずかしくなりましたよ」とつい言ってしまいます。でも、ニヤニヤが止まらず、明日もこの道、通ろうと思うのでした。
シチュエーションによるかもしれませんが、心がとがっているときには、こんなかわいいアプローチはたまらないかもしれないですね。天然な優しさとかわいらしさに、思わずニヤニヤしてしまいます。
読者の中にもおじさん癒された人がたくさんいたようです。世知辛い世の中……ではあるかもしれませんが、人にやさしくありたい、そんな風に思わせてくれるおじさんなのでした。
画像提供:ゆめ藻(@pantugaa)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- こんな上司に毎日なごみたい パワハラで転職した主人公を癒やす天然上司がもん絶級にかわいい
上司を愛さずにはいられない。 - こんな上司がいてほしい……! 情に厚い課長の漫画「今どきの若いモンは」のかっこいい名言に「かちょおおおお」の声が止まらない
部下・麦田との関係性の変化も……? - 満員電車でテレポーテーション! すごい能力を持つ「エスパーおじさん」の庶民的な日常漫画がなんだか和む
だんだんかわいく思えて見守りたくなるおじさんです。 - 「ギリ勝たない程度の接待ゴルフ」「飲みの誘いをかわして帰宅」 “社会人あるある”に挑むブラウザゲーム「社会にinゼリー」
ときには理不尽な社会人の生活を乗り切ろう。 - 「ご本尊様の隣に並ぶだなんて恐れ多すぎて!」 好きな相手をファン目線で見てしまうこじらせ女子の社内ラブコメがもどかしい
両思いなのに、話がなかなかまとまらない。