家に帰ったら飼い猫のニャン太が擬人化していた。そんな突然の展開から始まった漫画「猫」のラストが衝撃的だと話題です。
ある日青年が帰宅すると、飼い猫が人間の姿に擬人化されていました――。擬人化と言っても、耳としっぽは残したままです。しかしニャン太がしているのと同じ鈴の首輪をしているところから察すると、やっぱり飼い猫のニャン太のようです。
擬人化したニャン太は普段のアホ面とはかけ離れたイケメンだったり、嫌がったお風呂にも1人で入ったり、テレビを見ながら人と同じ食事をしたり、人になって今までとは少し変わったところもあるようです。しかし大好きなご主人がソファで寛いでいると体の上に乗って甘えてきたりして、猫っぽいところも残っているようです。ニャン太はご主人のことがとても好きなんですね!
「モフモフのニャン太が好きだったけど、この姿もニャン太なんだもんな……」と、青年はすっかり人になったニャン太を受け入れたようです。すると突然窓の外からトントンという音がしてきました。カーテンを開けると、そこにいたのは――あれ!? ニャン太!?
「え!? じゃあ、あっちのニャン太は誰……」と青年が後ろを振り返ると、そこには猫耳カチューシャとしっぽを手に持った、見知らぬ男の人が立っていました。そして彼を見つめてほほ笑みながら、今まで何も発してなかった彼が一言「にゃーん」とつぶやくのでした。折しも点けっぱなしにしていたテレビでは「本当にあったゾゾッとした話」という番組で《突如現れた男の正体は、合鍵で忍び込んだストーカーだった!?》という内容が放送されている真っ最中――。え……、これこの後どうなっちゃうの? 無事でいられるの?
曖昧な終わり方ながらも、ラストのテレビ画面から彼はストーカーだったのでは、と予想できます。読者からは「4枚目でゾッとしました」「本当に血の気が引いた」「4P目で鳥肌不可避」などホラー映画さながらの感想がついています。
また、同じ作者さんが以前、布団が擬人化したほっこり漫画を描いたので、今回もほっこり路線だろうと思って読んだ読者から「ほんわかかと思ったら最後ホラー」「ふとんと同じ擬人化シリーズかなってわくわくしたら早速主人公殺されそう」など、どんでん返しのホラー展開に驚いたようです。ほんわかした絵柄からは想像もつかない展開でやられてしまいました。
作者の日住 啓(@hizumikei)さんはTwitterで漫画やイラストを投稿しています。ほのぼのとした絵に反したほの暗い印象の作品だけではなく、BL系のかわいい恋愛作品も多く描いています。
画像提供:日住 啓(@hizumikei)さん
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