ハリケーンにより起こり得る被害をCGを駆使して再現し、注意喚起を行った米国での報道映像が「分かりやすすぎる」と日本でも話題になっています。
映像はThe Weather Channelが制作した、14日にも米東海岸に上陸する見通しの大型ハリケーン「フローレンス」の被害を予測したもの。フローレンスは一時、勢力が5段階で上から2番目の「カテゴリー4」にまで発達しましたが、現在は「カテゴリー1」にまで低下。しかしそれでも大規模な洪水被害を起こすことに変わりはないとして、依然として注意が呼びかけられています。
話題の映像では、CGを駆使した合成映像によりスタジオが開けた街のような空間に変貌。その中で雨により街が浸水被害を受けた場合、水位に応じてどのような被害が発生するかを視覚的に伝えています。
水位は3フィート(約0.9メートル)で腰よりも高い水かさが押し寄せ、路上に止められた車は浮かび始め、建物の1階部分は浸水。6フィート(約1.8メートル)では水位はほとんどキャスターの身長と同じ高さに。9フィート(約2.7メートル)になると水面は頭上よりもずいぶんと高く、路上にあった車などはプカプカと浮きながら流され、建物の2階ももはや安全ではないのがはっきりと分かります。
画面中央に立つキャスターの周囲に透明な壁があるかのように水がせき止められ、せり上がる水が側面から見られるのも大きな特徴。水位が人の身長と対比しやすいため、ひと目見て「これは避難しなきゃまずいな」と理解できます。
The Weather Channelでは映像の最後で「9フィートの水位でも安全な避難場所はたくさんあります。地元自治体の情報に耳を傾け、避難勧告に従ってください」と呼びかけています。
こうした報道を見た国内のTwitterユーザーからは「一撃でビビって逃げれる」「やはり視覚化は大事」といった反応が上っています。
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