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「飛行機大好き! 見たい! 撮りたい! 触りたい!」 フライト前に寄れる、成田空港「航空科学博物館」へ行ってみた(2/3 ページ)

飛行機をバシバシ撮りたくなる、触れて体験できるワクワク博物館。

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ビジネスジェットから旧ソ連のヘリコプターまでそろった野外展示

 続いて野外展示を見学しましょう。屋外には民間機を中心に15機が鎮座しています。飛行機の周囲には柵などもないので、前後左右、真下から、自由にじっくりと飛行機を眺められます。

FA-300 プロペラビジネス機「FA-300」

 珍しいのが、広場中央にあったヘリコプター「カモフKa-26」です。日本でよく見かけるヘリコプターは欧米製や国産のものがほとんどですが、カモフKa-26は旧ソ連製のヘリコプター。ここで展示されているのは個人が輸入した3機のうちの1機とのことで、かなりのレア物なのだそうです。

 機体はローターを同軸に2つに備えた「二重反転ローター」が特徴。よくあるヘリコプターのテールローターはなく、上下のローターをそれぞれ逆に回転させることでカウンタートルクを打ち消して浮上します。

ソ連 旧ソ連のヘリコプター「カモフKa-26」

「管制卓」渋すぎ! 中央棟5階「展望室」が最高

 のんびりしたり、ちょっと休憩するならば、やはり中央棟5階の展望室がいいですね。成田空港を行き交う飛行機をのんびりと眺められます。ちなみに成田空港は1日に約700回(出典:成田空港「2018年7月空港運用状況」)の発着があります。約2分に1回は何らかの飛行機が発着しているとなれば飽きないですよー。もはや写真を撮るのも追いつかないレベル。

 さらにこの展望室には、空港で過去に実利用されていた「管制卓」も置かれています。これが雰囲気満点。管制卓の近くで飛んでくる飛行機を眺めていると、もう「オレ管制官」気分。気持ちがいいですね。

管制卓 かつて使われていた「管制卓」が

並ぶ 飛行機の並ぶ姿も壮観です

 このほかに、実物から切り出して展示された「B747の首元」に入って、実際のコックピットや座席を回ったり、ビジネスジェットの先駆者とされる「リアジェット」のエンジンの試運転を体験できたりする「ワクワクな特別ツアー」も定期的に行われています。参加には受付で手続きが必要なので、入館時に忘れずにチェックしておきましょう。


B747-400 実物から切り出された「B747」の機種部(通称Section 41)。ツアーではコックピットにも入れます
リアジェット 「リアジェット」のエンジンを始動! 耳が痛くなるほどの轟音を体感できます

空港そばの穴場(?)施設 良い撮影&体験スポットとして&乗り継ぎで空き時間があれば行ける手軽さも◎

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 航空科学博物館は、航空機をさまざまな角度から楽しめます。クルマや鉄道で普通に行ってみるのはもちろん、成田空港のわきにあることから、旅行前や乗り継ぎ時に訪れてみるにもちょうど良いスポットです。

 そして、展示物を見るのはもちろん、空港を一望できるので旅客機の撮影スポットとしても適しています。見物や撮影に熱中するあまり、飛行機の乗り過ごしにはどうかお気を付けを!

航空科学博物館

Webサイト:http://www.aeromuseum.or.jp/index.html

開館時間:10時〜17時(最終入館:午後16時30分)

所在地:千葉県山武郡芝山町岩山 111-3

休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)

入館料:大人500円、中高生300円、子ども(4歳以上)200円

補足:リニューアル工事のため、2018年12月1日〜31日まで休館


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