11月3日〜4日に神田神保町で開催される「第1回 ToKyo Culture Auction」に出品されていた、『ガラスの仮面』の作者である美内すずえさんが「幼少期に描いた絵日記」が偽物であると判明し出品が取り下げられました。美内さん本人がTwitterで偽物であると投稿したことから判明しました。
この出品は、「小学生時代のスケッチ・絵日記」というタイトルで出品されていたもの。内容は、数量13点で、スケッチ8枚(内2枚にサイン、タイトル)、昭和32年の絵日記5冊(2年生当時)。エスティメート(見積もり)では6万円〜15万円とされていました。
この出品物に最初に言及したのは、神保町の古本屋であるくだん書房(@kudan2002)のTwitterアカウント。「カタログを見ていたら、ジョルジュ・バルビエとかの絵画に混じって、美内すずえの小学生時代の絵日記があった」と、カタログの写真付きで投稿しました。
するとこの投稿が美内さん本人まで届き、Twitterで「ビックリです! まったくのデタラメです。よくこんな詐欺みたいなことをしますね。皆さん、手を出さないで下さいね!」「以下の絵日記は。まったくの偽物です。手を出さないで下さい。最近、このような偽物が多く、困っています。私は自分の子供時代の絵や、漫画作品を売りに出したりしません。皆さん、相手にしないで下さい」と投稿しました。
これを受け、オークションの主催である夏目書房(ボヘミアンズ・ギルド)は真贋の判定ができず出品してしまったことを美内さんに謝罪。今後同じようなことのないよう精進していくとし、出品の取り下げとこれらの事実公表・周知をするとしています。
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