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警視庁警備部災害対策課の公式Twitterが、ペットボトルで作る“簡易蛇口”の作り方を紹介しています。災害時やアウトドアで手を洗う際に水を節約できるというもので、カッターが1本あれば作れます。
やり方は簡単で、ペットボトルの側部下部に2〜3ミリの小さな穴を開けるだけ。水を入れて蓋を閉めると水が出てこず、緩めると水がピューッと出てきます。
ペットボトルに入った水を飲み口から出して手を洗うと多量に消費してしまう上に、1人だと片手ずつしか洗えません。この“簡易蛇口”であれば、少ない水で両手を洗えるというわけです。
せっかくなので、実際に作ってみました。警視庁警備部災害対策課では2リットルペットボトルを使っていましたが、今回は500ミリリットルペットボトルで代用。カッターを使い、側面に小さな穴を開けます。思ったよりもペットボトルが丈夫で、15分ほど掛かりました。
早速水を入れてみたところ、少し穴が大きかったようで蓋を締めても軽い衝撃で水がポタポタと出てきてしまいました。できるだけ小さく、という意識で開けるぐらいでよさそうです。また、低い位置に穴を開けた方が、残り少しまで水が使えるので良いでしょう。今回は深く考えず少し高い位置に開けてしまいました。ペットボトルの最下部は硬いので、柔らかい部分で一番低い位置がよいと思われます。
少々反省点もありますが、いざ実践。蓋を締めて何も衝撃を与えなければ、水は漏れてきません。この状態から蓋を開けてみると……見事水がじょうろのように流れ出してきました。また蓋を閉めれば、ちゃんと水が止まります。確かにこれは便利。覚えておいて損はないでしょう。
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