あのとき食べてしまっていれば…… 仲良くなってしまった狼と赤ずきんの物語を描いた漫画が甘く切なすぎて号泣
あのとき食べてしまっていれば、こんな悲しい思いはしなくても済んだのかな。
赤ずきんと出会った狼が恋い焦がれていく心情を描いた漫画が、甘く切ないストーリーで読んだ人を感動させています。描いたのはTwitterユーザーで漫画家の右腹さん。
赤ずきんは狼の森で狼と出会います。しかし、狼のことを犬だと勘違いしているよう。赤ずきんは狼にロベルトと名前を付け、「私とお友達になってくれない?」と語りかけました。
ロベルトは赤ずきんに友達にはなれないと伝えたいのですが言葉を話すことができません。赤ずきんに自分は狼だと伝えて怖がってもらうために言葉を、なめられないようにするために二足歩行を習得しました。
会話ができるようになったロベルトは赤ずきんと仲を深めていきます。同時に、仲が深まるにつれで自分が狼であることを告げるのが怖くなるロベルト。2人は友達のまま時が過ぎて行きました。
そんなある日、赤ずきんから結婚することになったと伝えられます。ケロッとした表情のロベルトでしたが……。
寄りかかってくる泣いている赤ずきんを抱きしめることはできませんでした。どれだけ2人が仲良くなっても狼と人間の壁を超えて恋愛まで発展することはなかったのです。赤ずきんを好きになっていたロベルトは、恋するくらいなら食べてしまえばよかったと、後悔するのでした。
月日がたち、赤ずきんに似た女の子に花輪をプレゼントするロベルト。会話ができる狼ということもあり、「どうして器用なの?」「作り方教えて!」と質問攻めされてしまいます。
軽く受け流していたロベルトでしたが、「どうしてお話ができるの?」という質問をされたときには、昔を懐かしむ表情を見せていました。
この甘く切ない物語に感動したTwitterユーザーから「繊細な砂糖菓子のようなほろりとした甘さ、ごちそうさまでした」「叶わないじゃん……でも好きじゃん!でも言えないじゃん!」「オオカミさんに幸せが訪れますように」といったコメントが寄せられていました。
作者の右腹さんはマンガ読み放題アプリの漫画Meeで「君が死ぬまであと100日」を連載中です。
画像提供:右腹さん
(植木鉢)
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