ポルシェは11月27日(現地時間)、同社のフラッグシップスポーツカー「911」の新型(992型)をロサンゼルスモーターショー2018で発表しました。
911は、初代の登場から50年以上の歴史を持つポルシェのフラッグシップモデル。今回発表された992型は第8世代に当たり、2011年に登場した991型以来のフルモデルチェンジとなります。フロント20インチ、リア21インチへと大径化したタイヤ、ドアと一体化した電動ポップアウトハンドルと滑らかながら隆々としたサイドライン、テール全面を横切るように配置したライトバーなど、デザイン面に幾つかの新たな意匠を施しながらも、一目で911と分かる「ならでは」のシルエットを継承しています。
駆動方式は911伝統のRR(リアエンジン・リアドライブ)と水平対向6気筒ターボエンジンを踏襲。また、上級モデルの「カレラS」と四輪駆動仕様の「カレラ4S」は最大450馬力まで出力を向上。現行モデルの420馬力から30馬力出力を高め、ゼロー100キロ加速は4秒以内、最高速度は時速300キロ以上に達するとしています。
インテリアは、1970年代の911を再現するかのような直線基調でシンプルなトーンです。しかし中身は最新仕様。フリーフォームディスプレイを活用してデジタル化されたメーターパネル、10.9インチの大型タッチスクリーンでナビなどを操作できる「ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム(PCM)」が組み込まれます。
この他、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどの安全快適装備に加えて、道路上の水を検知してドライバーに警告したり、モード設定の変更を促したりする「ウェットモード」と呼ぶ新装備も搭載します。
日本市場向け価格や販売時期などは後日アナウンスされる予定。参考までに、現行の991型911カレラSは1519万円(税込)から、カレラ4Sは同1647万円からです。
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