焼き鳥に油性ペン、“自販機の下を探る人”も ナノブロックのコンテスト受賞作品がどれもクオリティ高すぎる
なぜそれをナノブロックで再現したとつっこみたくなるチョイスばかりで心が躍る。
超ミニサイズのブロック「nanoblock(ナノブロック)」のメーカーであるカワダは11月30日、ナノブロックシリーズの公式コンテスト「nanoblock AWARD 2018」受賞作品を発表しました。総作品数707点の中から計31作品の受賞が決定。焼き鳥に油性ペン、アンティークのミシン、中には“自販機の下に手を突っ込んで小銭を探る人”など、再現度だけでなく題材のチョイスも秀逸な作品ばかりで胸がときめかずにいられません。
コンテストは年に1回開催しており、今回で8回目。2018年7月6日〜9月30日の期間、200ピース以下で作る「Under 200pcs部門」、ピース制限やテーマの無い「No limit部門」、nanoblock+を使った「nanoblock+(R)部門」の計3部門で作品を世界から募集しました。
「Under 200pcs部門」の<達人>(※カワダ公認のナノブロックビルダー)枠のグランプリは「焼き鳥」(作者:やま)。もも肉の合間に白ネギを挟んで串焼きした“ねぎま”を、白いお皿付きで再現しています。具材の焦げ具合、特に串の先端も黒くなっているなど細部のこだわりが半端ない。引いて見ると本物のねぎまにしか見えません。
準グランプリ「油性ペン」(作者:くら)も、あの油性マーカーのロングセラー「マジックインキ」をナノブロックで組み立ててしまいました。ラベルの柄だけでなく、マーカーの先端が斜めになっているところまで見事に表現。ねぎまといいマジックインキといい題材の渋さもたまりません。
「No limit部門」もピース数に縛られないことからとんでもない大作ばかり。<達人>枠のグランプリ「アンティークミシンDX」(作者:happy_nanoblock(ヤマ))は、昔ながらの足踏式のミシンをブロックで作り上げていますが、金属部品の構造はもちろん、台の木の風合いをさまざまな色を用いて表現しているのがお見事です。
準グランプリ「expo’70」(作者:hiropo_papa)は、1970年の大阪万博の様子を膨大なピースで再現。各パビリオンの建物を8種類作り上げているだけでなく、来場者の行列までも設ける超大作となっています。スモールライトでナノサイズまで小さくなって、この作品内を歩き回りたくなる。
この他優秀賞の作品詳細は「nanoblock AWARD 2018受賞ページ」で公開中。自販機あるあるの「自販機の下に手を突っ込んで小銭を探している人」や、銘菓「鳩サブレー」を箱付きで再現したりと、グランプリ・準グランプリ以外の作品も見どころ満載です。ナノブロックには、無限の可能性がある……!
画像提供:カワダ
(黒木貴啓)
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