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日本はんだ付け協会が主催する「はんだ付けアートコンテスト2018」の受賞作品が発表されました。「はんだ付け」の技法を用いた芸術作品を評価しようとするこちらのコンテスト。優勝に選ばれたのは、金属製とは思えないほどフサフサな羽毛が特徴的な「鳥」の像でした。
優勝作品「鳥」を手がけたのは武川純也さん。驚くほど精巧な羽パーツは、直径0.12mmのスズメッキ線を1本1本はんだ付けして作られているのだとか。
審査員による選評では「羽1枚だけでも相当な時間が費やされていることが想像されます」「鳥を全体像からではなく、羽の集合体であると捉え、全ての羽パーツを制作して接合し、作品とされたことに、発想、着眼点の面から考慮して画期的であると審査員一同感動いたしました」と驚いた様子でした。
2位は銀鮎製作チーム(デンソー 先端技能開発部モビリティ実験室)による「はんだ魚像 銀鮎」。腹部やヒレ、水しぶきなど、異なる質感が見事に表現されています。
3位は岡田光司さん(明星電気)による「日本刀」。審査員は「妖刀を思わせる優秀な作品」と評価。刀身の波文がシブい……!
なお本コンテストはインスタグラムを使って実施されており、ハッシュタグ「#はんだ付けアート2018」で検索すれば多数の応募作品を鑑賞できます。メタリックで精巧、鈍色に輝く「はんだ付けアート」にロマンを刺激されてみてはいかがでしょうか。
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