イタリアの高級車メーカー、アウトモビリ・ランボルギーニ(以下、ランボルギーニ)は1月7日(現地時間)、高性能スポーツカー「ウラカン」の改良版となる新モデル「ウラカンEVO」を発表しました。
ウラカンは、ランボルギーニ史上最多となる台数を生産した傑作車「ガヤルド」の後継として2014年に登場した“ベビーランボ”と位置付けられるシリーズ。アウディの高性能スポーツカー「R8」とシャシーを共用しつつも、大排気量のV型10気筒NAエンジンと4WDシステムによる高い走行性能を持ち、低くワイドに構えたランボルギーニらしい鋭く攻撃的なスタイリングが魅力の車種です。
2015年にはオープン仕様の「スパイダー」、2016年には駆動方式を4WDから後輪駆動に変更した派生モデルも登場。さらには、走行性能をより過激に高め、かつてドイツ・ニュルブルクリンク北コースの市販車最速タイムを記録した「ペルフォルマンテ」(関連写真)、サーキット専用の「スーパートロフェオ」(関連記事)など、多くのバリエーションが生まれています。変わり種として、イタリア警察へ実際に納入された「ポリツィア・ストラダーレ」という激速パトカー仕様も存在します。
マイナーチェンジ版にあたる今回のウラカンEVOは、要所の空力パーツの刷新がポイントの1つ。第1世代ウラカンの約5倍とする強力ダウンフォースを発生すると同時に、より攻撃的ながらも美しいルックスを実現しています。
高出力で過激な官能サウンドを奏でるパワーユニットも変わらずに大きな魅力。ウラカンEVOはウラカンシリーズの過激最速モデル「ペルフォルマンテ」に搭載されたものと同じ、最大640馬力まで出力を高めたV10エンジンを搭載します。最高速度は時速325キロ以上、2.9秒で時速100キロに達する加速性能を持ちます。瞬間移動するかのようにぶっ飛び加速することでしょう。
デリバリー開始は2019年春を予定。日本市場向け価格は2984万3274円(税別)です。
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