爪楊枝1万本で作った「蝶」がすごいことになっています。圧倒的な存在感に加えて、羽の色も変わるだと……?
1万本という大量の爪楊枝を積み重ねて作った作品で、正面から見ると全体は正方形です。その爪楊枝の先端が集合した表面に、1本1本の飛び出た長さによって立体的な蝶を再現しています。これだけでも見ものですが、見る角度を正面から傾けていくと……?
暗めの色だった蝶の羽が、作品を傾けていくと明るい色に変わっていくのが確認できます。左右から見たり、また上からや下からなど、それぞれの角度で印象が少しずつ違うのがなんとも面白いです。実際に見たらもっとすごそう。
制作者は、以前「セルフ記者会見マシン」で話題になった(関連記事)、北九州工業高等専門学校卒業生によるモノづくり集団「NEXT+α」のメンバー・BBコリー(@BitBlt_Korry)さん。今回の作品は、特殊な構造を持つ“モルフォ蝶”のような羽を目指して作られ、爪楊枝の先端が「目視できる面積が角度によって変わる」円錐状なのを利用。先端にだけ色を塗ることで、羽の色が変わるトリックを生み出しているとのことです。
Twitterのコメントでは「発想力すごい」「素晴らしい」と驚く声や称賛の声が寄せられ、さらにそのユニークな作品に「変態だ……(褒めてる)」という声も上がり注目を集めています。
なお、この作品は2月9日から「GALLERY心」(東京都台東区)にて開催予定の企画展「自在展」に向け制作されたもの。BBコリーさんによると同展では、さまざまな作家たちによる「普段展示できない特殊・大型の作品」を多数展示予定とのことで、気になった人は訪れてみると色々なワクワク感が味わえそうです。
画像提供:BBコリー(@BitBlt_Korry)さん
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