ビー・エム・ダブリュー(以下、BMW)は1月25日、スポーツセダン「M5」の走行性能を高めた上位版「M5 Competition」を発売しました。
2代目以降の5シリーズセダンに代々設定されている「M5」は、BMW M社によるチューニングを施したスポーツセダン。現行モデルの6代目M5は2017年8月に発表。4.4リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、M5としては初の4輪駆動を採用しています。
今回の「M5 Competition」は、そもそも高い走行性能と高級セダンとしてのラグジュアリー性を兼ね備えたM5をベースに、サーキット走行にフォーカスして性能に磨きをかけた怪物モデルです。海外市場では2018年5月に発表(関連記事)、いよいよ日本市場にも投入されることになります。
ボディーは、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製ルーフに変更して軽量化。BMWの顔である「キドニーグリル」などをブラックに変更し、スポーティーさや迫力を増した精かんなエクステリアとしています。
エンジンはM5と同じ4,4リッターのV8ターボをさらにチューンアップし、歴代M5で最も強力な625馬力を発生。停止から時速100キロまで、3.3秒で到達する強烈な加速性能を持ちます。
このほか、スポーツ走行に適したMモデル専用の4輪駆動システム「M xDrive」により、市街地での安定した走りからサーキットでの攻める走りまで対応できる各モード、さらにはFR(フロントエンジン・リアドライブ)車であった従来モデルに近い操縦性が楽しめる後輪駆動の2WDモードを用意します。トランスミッションは8速ATの「Mステップトロニック・トランスミッション」で、シフト特性も3段階から選択できます。
価格は1823万円(税込)から。参考までに、標準の5シリーズセダン(523i)は649万円から。約3倍の価格でこの怪物的性能を入手できることになります。
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